2000年以降は駅周辺の再開発が進み、大型商業施設と大学が駅徒歩圏内に新設。4社5路線が乗り入れており、駅別乗車人員はTOP10を誇る東京都北東部に位置する都内有数のターミナル駅である北千住駅。
しかし、それゆえに安全面の考慮が必要であり、また営業を止めることが環境に置かれているため、改修工事をしようにも夜にしか着工できない。
そう考えた時に選ばれたのが「マハール」だった。
北千住駅では、「利用者の安全」、「限られた“夜”の時間での工事」という2つの課題を抱えていた。
もともと既存の壁にはガラスに近い素材が使われており、もし人が転けて突っ込んでしまったら大怪我になる可能性があった。そのためなるべく大きな事故が起こりにくい素材が求められていた。
そして、駅という場所柄、電車が通る時間や利用者がいる時間に工事はできない。そのため、夜中に騒音が起きず粉塵も散らさない、近隣生活者に迷惑がかからない施工でなくてはいけない。
これからの諸条件を満たし、さらに美観の向上まで満たせる外壁材として唯一の存在に近い「マハール」が候補として選ばれ、数度の提案を行った結果、採用頂くことに決まった。
■施工の流れ
採用されたのは北千住駅の通路と階段(20箇所)
限られた時間・そして迫る納期の中で、お客様に迷惑がかからないように的確かつスピーディに作業を着々進め、無事に施工完了。
これまで関わってきたマハールの施工平米数は平均すると200平米くらいでしたが、今回はその10倍以上の平米数で、夜にしか作業できないということでかなり条件の厳しいプロジェクトでした。しかし、その分やりがいもあり、その後のモチベーションにも繋がりました。
無事に終わった安堵感と携わってくれた職人さんへの感謝の気持ちが第一にあり、信頼関係がなければできないプロジェクトだったと思います。
お客様もとても満足してくださり、私自身も思い出に残ったプロジェクトの一つです。
今も北千住駅を利用する度に特別な想いが込み上げてきます。
マハール事業部 課長
松本 知也
老朽化した建物を建て替えるのではなく、改修工事をして永く使えるにして資産価値を高めていく。環境の観点からもますます求められるのではないだろうか。そんな時マハールが持つ施工性・そして、イメージをガラッと変えるデザイン性が評価され、多くのお客様に喜んでもらいたい。
目指すは日本中の建物をマハールでリブランディング。
そんな妄想を実現するために次のプロジェクトを着々と今も進めている。